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【2025/04/24 14:50 】 |
体の機嫌。
先日の稽古は2週間ぶりに「八段」という怪物に果敢に立ち向かう稽古であった。
毎回、どうやったら打たせてもらえるのかを考えてかかる。

先日は、新作の超胴張の竹刀でW先生にお願いした。
柄の長さをミスり、短いために右腕の窮屈な構えになってしまった。

今ひとつかと思ったが、その瞬間に先生の放った鋭い甲手が鎬ですり落ちた。
「ここや!」とばかりに面を打つが浅い。竹刀の根本の方で打っていた。

しかし、この竹刀の持つ性質の一つを体感した気がする。
怪物を打てる日は近いのか。

相変わらず、相打ちの面は先を取られ、後打ちのくせに苦し紛れに自分が打ったような顔をしているだけ。
よくよく考えると、常に先生の間合で踏み切っている。

先生が打間に入ってきたのを見てから左足に「いけっ!」と信号を送っているから遅い。
一瞬の出遅れが起こる。そこが、先をかけるという事であると思う。

頭ではなく体で覚えなければ・・・。今日もかろうじて命を失わずにすんだ。

そうこうしているうちに握力が無くなり、いつもの細い竹刀に替えてみた。
柄の長さも申し分なし。急に、体中に力が漲ってきた。

その後のK先生との稽古は、打った打たれた関係なく技がどんどん出せた。
体の機嫌がすこぶる良い。

ただ、これがあかんのだ。

打ちは打ちでも、無駄打ちが多すぎる。軽い打ち、溜めの無い打ちばっかりだ!
先生は、打たれたと言って下さるが・・・。当たっただけの気がしてならない。

切れていないんだろうな・・・・・・刀なら。

そして、S先生との稽古。肉を切らせて骨を断つ。僕が切ったのは、先生の皮膚一枚。
抜けきった時には、僕の体は半分になっていた。

竹刀を振る動作が、日本刀なれば僕の頭蓋骨は綺麗にはんぶんこになっている。
ついでに昨日は、目玉も飛び出した。

先生の、振りと体さばきの一致を横から見ていると、まさに気剣体の一致である。
剣先の描く半円、体の平行移動。
教科書通りの打ち方を地稽古でこれだけ表現されると、ぐうの音も出ない。

還暦を過ぎても強くなっていく剣道。昨日も、そんな先生方の姿に今後の課題を頂戴し、
清々しく帰路につくことが出来た。  

感謝感激雨霰



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【2010/12/11 10:13 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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