大阪T大学のS先生の竹刀を拝見させて頂いた時、驚くほど張節が太かった。
私の下手糞剣道では、到底扱い切れないものだと承知の上で鹿児島の業者さんに
削って頂いた。
節の幅が約5cmある竹刀が出来上がってきた。普通よりも幅が1cmくらい広い。
柄は少々太めである。
この竹刀を、親交の深いア〇ック・ベ〇ット氏に見せた。
予想以上の良い反応であった。
探し続けていたものがやっと見つかったと言っていた。
張節の太い竹刀はどういった利点があるのだろうか?
逆にどういった弊害がでてくるのか?楽しみにしながら使ってみた。
自分の剣道は、手元を攻められるとすぐに浮いてしまう。
この時にこの竹刀ではしのぎ易い。しのぎ・・・鎬。
表も裏も鎬を使うのに張り節が手助けしてくれた。
相手の甲手技なんて、うまくすり落とせた。
手元が浮かなくなった。
ほんの15分使っただけであるが、驚きだ。
僕は、手が小さいので通常は柄の細い竹刀を使用しているため、
柄の太さが握力に影響し15分で竹刀を変えたが、今後のこの竹刀の
潜在能力に大きな期待と好奇心が湧いてくる。
業者兼愛好家として沢山の竹刀と出会いますが、それぞれに特徴があります。
気分・体調・相手によって形状を使い分けたり、重さを変えてみたり。
面白いですね。
「重い竹刀を軽くつかう、軽い竹刀を重くつかう」と聞いた事があります。
こんな事ができんのか?と思いますが、いつかは体感したいですね。
この新作竹刀は、近々販売したいと思います。
[2回]
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